ファントムシータの新曲「すき、きらい」は、2025年5月9日にリリースされたデジタルシングルで、彼女たちのメジャーデビューシングルでもあります。この曲は、
チャラン・ポ・ランタンの小春によって作詞・作曲され、Adoがプロデュースを手がけています。この曲は、ファントムシータが掲げる「異端アイドル」というコンセプトを体現するかのような、独特で中毒性の高い楽曲です。
「すき、きらい」歌詞
すき、きらい、すき、きらい、
それはLikeですか、Loveですか
すき、きらい、すき、きらい、
私が貴方をもしも
ああ殺められたならば
永遠のはじまり
Baby Baby Dear my Baby
ずっと一緒だよね死ぬまで
Daisy Daisy Dear my Daisy
貴方と同じ気持ち
Baby Baby Dear my Baby
ずっと離れられないのもっと
Daisy Daisy Dear my Daisy
すき、きらい、
すき
苦しいね
貴方の流れる涙
泣いた数だけ好きってこと
痛いよね
貴方の溢れる血潮
私にもながれてる
悲しいね
肉体は離ればなれ
もっと繋がっていたいのに
辛いよね
誰かに触れられるのは
これは ただのお仕置き
もっと締めて
遠い水面に
貴方の顔が霞む
ぎゅっと締め付けられる
浅くなる息が胸のときめきと似てる
ドキ、ドキ、
Baby Baby Dear my Baby
ずっと一緒だよね死ぬまで
Daisy Daisy Dear my Daisy
貴方と同じ気持ち
Baby Baby Dear my Baby
ずっと離れられないのもっと
Daisy Daisy Dear my Daisy
すき、きらい、
すき
「ねえ、ごめんね
苦しかったよね
悲しい？私も
一緒の気持ち、ずっとだよ
これからもずっと
絶対離れないで」
どちらかなんて
測れないのに
落ちてゆく雛菊の数だけ
想いは募るばかり
後悔があるのなら早くこうしたかった
すき、きらい、
Baby Baby Dear my Baby
ずっと一緒だよね死ぬまで
Daisy Daisy Dear my Daisy
貴方と同じ気持ち
Baby Baby Dear my Baby
ずっと離れられないのもっと
Daisy Daisy Dear my Daisy
すき、きらい…
Baby Baby Dear my Baby
「ずっと一緒って言ったよね…」
Daisy Daisy Dear my Daisy
「約束したじゃん、約束したじゃん…」
Baby Baby Dear my Baby
「絶対に…許さないよ」
Daisy Daisy Dear my Daisy
すき、きらい、すき
歌詞の世界観
「すき、きらい」の歌詞は、極端な感情の揺れ動きを描いています。繰り返される「すき、きらい」のフレーズは、主人公が抱く複雑な感情を象徴しています。一方で好きなのに、もう一方では嫌いな感情が交錯し、その矛盾が曲全体に緊張感を与えています。
歌詞の中には、「私が貴方をもしもああ殺められたならば、永遠のはじまり」というような、強烈な表現が見られます。これは、主人公が相手に対する愛が極限まで高じた結果、狂気じみた執着に変わり、甚至は殺意にまで発展するという極端なシチュエーションを描いています。そのような狂気じみた愛は、ファントムシータが掲げる「異端アイドル」というコンセプトと呼応するもので、彼女たちの音楽が持つダークな魅力を存分に引き出しています。
感情の表現
曲中には、「苦しいね、貴方の流れる涙、泣いた数だけ好きってこと」や「痛いよね、貴方の溢れる血潮、私にもながれてる」といった、相手の痛みや悲しみを共有するようなフレーズが登場します。これらの歌詞は、主人公が相手の苦しみを自分のものとして受け止め、その苦しみを愛の証しとするという、歪んだ愛情表現を描いています。また、「もっと締めて、遠い水面に貴方の顔が霞む」というフレーズでは、主人公が相手を強く抱きしめることで、相手の顔が霞むほどに愛を表現しています。このような表現は、曲全体のダークで狂気じみた雰囲気を強調し、リスナーに強い印象を与えます。
音楽と映像
音楽的には、「すき、きらい」は中毒性の高いメロディーとリズムが特徴で、ファントムシータの独特な世界観を体現しています。リズムはアップテンポで、繰り返される「すき、きらい」のフレーズが頭にこびりつくような中毒性があります。また、楽曲のアレンジには、ダークで不穏な雰囲気を演出する
サウンドが使われており、歌詞の世界観とマッチしています。
ミュージックビデオでは、この曲の世界観をさらに強調する演出が施されています。映像では、アイドルとファンとの「狂愛」がテーマとなっており、ファンがアイドルを過度に愛し、その愛が狂気じみた形を取る様子が描かれています。映像の中では、ファンがアイドルを縛り上げたり、傷つけたりするシーンが登場し、そのような狂気じみた愛がビジュアル的にも表現されています。
まとめ
ファントムシータの「すき、きらい」は、彼女たちの「異端アイドル」というコンセプトを体現するかのような、ダークで狂気じみた楽曲です。歌詞には、極端な感情の揺れ動きが描かれ、リスナーに強い印象を与えます。音楽と映像の両面で、曲の世界観が強調されており、ファントムシータ独特の魅力を存分に引き出しています。この曲を聴くことで、リスナーはファントムシータのダークで狂気じみた世界に引き込まれ、彼女たちの音楽の魅力を改めて認識することができるでしょう。
