2025年11月、音楽シーンにひと筋の眩しい光が差し込んだ。HACHIが、TVアニメ『SHIBUYA♡HACHI』の主題歌としてリリースした新曲「Brand New Episode」である。この楽曲は、来年2026年2月発売予定の4thアルバム『Revealia』から先行披露される、まさに“新たなエピソード”の始まりを告げる一枚だ。

歌詞
眩しい朝に いつか見たあの輝いたものを僕ら思い出
しては
眩しい朝に いつか見たあの輝いたものを僕ら思い出
しては
探しに行こうか 地図なんて持ってない
導く声に僕ら身を任せて
あなたに会えないから あなたに会いたいから
当然今日も歩いていく
振り返ればいつもの変わらない世界だった
それだけで強くなれてた
キラキラ僕らの心を動かす 照らすように長い夜も
キラキラ僕らの世界を彩るいつかのあの日を探しなが
ら
小さい希望に喜んでみたり 悲しくなったり 僕ら忙し
いんでしょ
思い通りにいかない日々も愛せるような僕らを信じて
いたい
いつでも会えないから いつでも会いたいから
当然今日も歩いていく
明かりのない街だって 変わりゆく世界だって
繋ぐように明日へ急いだ
キラキラ僕らの心を動かす 照らすように長い夜も
キラキラ僕らの世界を彩るいつかのあの日を探しなが
ら
あらすじのない小説に書き足されてくエピソード
遠く 遠く 手を伸ばす 終わりのない物語を
キラキラ僕らの心を動かす 照らすように長い夜も
キラキラ僕らの世界を彩るいつかのあの日を探しなが
ら
歌詞意味
yaccoが紡ぐ詞と、tee teaが刻む旋律。その調和から立ち上るのは、渋谷の街を背景に、失われかけたいくつもの“輝き”を探し求める、等身大の青年の姿である。
「導く声」に従って
歌い出しは、懐かしい記憶の呼びかけから始まる。
眩しい朝に いつか見たあの輝いたものを僕ら思い出しては
朝の光のように清々しかった、あの日の希望や憧れ。僕らはそれを胸に、たとえ地図がなくとも、ただ「導く声」——それはかつての自分の声なのか、それとも未来からの呼びかけなのか——に身を任せて歩き出す。
この歌の根底を流れるのは、「あなたに会えないから、あなたに会いたいから」という、切実なまでの“欠如”と“憧れ”のエネルギーだ。それは特定の人物ではなく、かつての自分であったり、まだ見ぬ理想の姿なのかもしれない。この“会いたい”という想いが、変わりゆく日常の中で、僕らを強くさせ、前に進める原動力になる。
キラキラが照らす、長い夜の先にあるもの
サビに繰り返される「キラキラ」という言葉は、この歌の核となるイメージだ。
キラキラ僕らの心を動かす 照らすように長い夜も
現実には、思い通りにならない日々の連続だ。小さな希望に一喜一憂し、悲しみにもふれる。それでも、「思い通りにいかない日々も愛せるような僕らを信じていたい」と歌う。ここに、この楽曲が伝えたい真髄がある。完璧ではない、矛盾だらけの自分自身を肯定し、その歩みそのものを愛していこうとする、静かなる決意が感じられる。
「あらすじのない小説」を、僕は書いていく
そして、この楽曲のタイトルが最も輝く瞬間がここにある。
あらすじのない小説に書き足されてくエピソード
遠く 遠く 手を伸ばす 終わりのない物語を
人生は、最初から結末が決まっている物語ではない。誰かが書いたシナリオでもない。今日、僕が一歩を踏み出すたびに、次のページが書き足され、新しいエピソードが生まれていく。この曲は、そんな「Brand New Episode(真新しい章)」の積み重ねが、その人自身の物語を作っていくのだと教えてくれる。
新たな旅立ちのテーマソング
「Brand New Episode」は、単なるアニメ主題歌の枠を超えている。渋谷という大きな街に翻弄されながらも、自身の内なる“輝き”を信じて歩みを止めない主人公の物語と共鳴し、すべてのリスナーにとっての“自分探しの旅”のテーマソングとなり得る楽曲だ。
2026年3月には台湾・台北でのライブも決定し、HACHIの音楽がさらに世界へとその輪を広げようとしている。この曲と共に、あなた自身の“眩しい朝”を思い出し、地図のない明日への一歩を踏み出してみてはならないだろうか。