2025年12月20日、雪明かりの夜空を裂いて届いた一枚――緋八マナの最新シングル『永遠をめぐる翼』。
ケルトの風を宿したピアノとストリングスが、まるで古い懐中時計の蓋をそっと開けるように静かに始まり、聴く者の胸の奥にある“鳴らない鐘”を音にする。
作詞を日山尚、作曲を霜月はるかが擔當。ふたりは“時間の詩人”と呼ばれるだけあって、時計針の裏側に隠れた傷や温もりを、音と言葉の双糸で縫い合わせた。
SNSでは「鳥肌が止まらない」「雪の中で聴くと涙が熱い」といった書き込みが拡散。MVはモノクロームの雪原に、ただ一点の紅い羊歯(しだ)が燃える映像で、まるで凍てついた記憶の中で最後に色を失わない“想い”を象徴している。
ケルトの風を宿したピアノとストリングスが、まるで古い懐中時計の蓋をそっと開けるように静かに始まり、聴く者の胸の奥にある“鳴らない鐘”を音にする。
作詞を日山尚、作曲を霜月はるかが擔當。ふたりは“時間の詩人”と呼ばれるだけあって、時計針の裏側に隠れた傷や温もりを、音と言葉の双糸で縫い合わせた。
SNSでは「鳥肌が止まらない」「雪の中で聴くと涙が熱い」といった書き込みが拡散。MVはモノクロームの雪原に、ただ一点の紅い羊歯(しだ)が燃える映像で、まるで凍てついた記憶の中で最後に色を失わない“想い”を象徴している。

歌詞
永い時を刻むのは
鐘の鳴らない時計の針
守り続ける君の輪郭
見つけて立ち止まった
鐘の鳴らない時計の針
守り続ける君の輪郭
見つけて立ち止まった
呪いに怯えながら
凍てついた翼をなぞれば
幾千の月日に
取り残された哀しみを解き放つ
凍てついた翼をなぞれば
幾千の月日に
取り残された哀しみを解き放つ
永遠をめぐる君の世界に
いつか集めた言葉を手渡そう
心を繋いだ記憶から
僕だけが消えるとしても
いつか集めた言葉を手渡そう
心を繋いだ記憶から
僕だけが消えるとしても
淡い夢の先に吹く風は
やがて花をも散らす
歩き続けた道が途切れて
僕の時間は尽きた
やがて花をも散らす
歩き続けた道が途切れて
僕の時間は尽きた
終わりに辿り着けば
ささやかな自由を得られる
幾千の別れに慣れすぎた君の涙を
僕の手が希望(ひかり)に変える
ささやかな自由を得られる
幾千の別れに慣れすぎた君の涙を
僕の手が希望(ひかり)に変える
ここを飛び立てば
また物語が繰り返すとしても
また物語が繰り返すとしても
震えた目蓋を閉じた瞬間
愛したはずの世界は崩れて
羽ばたいた君の白い翼が
僕の願いを連れ出す音がした
今はこの声を失くしても
僕はまだ君を想う
愛したはずの世界は崩れて
羽ばたいた君の白い翼が
僕の願いを連れ出す音がした
今はこの声を失くしても
僕はまだ君を想う
歌詞意味
-
凍った時計と“めぐる”という距離
冒頭の“鐘の鳴らない時計”は、時間が進んでいるのに“告知”しない――つまり、喪失後の日常。
“永遠をめぐる”とは、中心にある君のもとへ一直線に飛ぶのではなく、円軌道を描くように何度も同じ季節を回ること。天体のように近づけど、着地は許されない。 -
凍てついた翼=触れてはいけない記憶
“呪い”は外部からの呪いではなく、自分で自分にかけた“忘れない”呪い。
翼をなぞる行為=封印を解く行為。そこで初めて、幾千の月日が一気に溶け出し、悲しみが音を立てる。 -
交わされる“言葉”と“消える”主語
“いつか集めた言葉を手渡そう”――この“言葉”は、おそらく“さよなら”ひとつだけ。
それを渡せるのは、僕だけが記憶から消えるとしても。つまり、君は僕を忘れても構わない、忘れてほしいという、逆行の優しさ。 -
最期の“音”
“羽ばたいた君の白い翼が/僕の願いを連れ出す音がした”――ここで初めて音が登場するが、実際には無音。
無音であることで、聴く者の胸の中でだけ鳴る“喪失の音”が生まれる。
だからこそ“今はこの声を失くしても/僕はまだ君を想う”に繋がる。声がなくても、内側の音(想い)は永遠に鳴り続ける。