歌曲介绍
実はこの“lulu”は、2025年10〜12月に行われた五大ドームツアー『BABEL no TOH』最終公演で観客に配布された手紙の冒頭“愛しのluluへ”に由来しており、バンドにとって“Phase 3”第一弾にして、観客=“lulu”への返信として位置づけられている。作曲・作詞は大森元貴。編曲にストリングスを配し、これまでの華やかなホーンサウンドとは一線を画す、静謐なバラードに仕上がっている。

歌詞
終わりが来たら
なんて言おう
どうせなら ほら
哀しくない様に
いつかのあなたの言葉が
酷く刺さってる
温かく残ってる
知れば知るだけでいいのに
何かを求めてしまう
大丈夫
どこにも行かないよ
どこにも行けないよ。
ね。
探してるもの見つかったら
何かが途切れちゃいそう
ただ鼻歌に隠し ラララ
続く日めくりカレンダー
忘れないのに
何故か遠くなる
瞳の裏にいつも君は居る
今も ずっとそう
いつかね
もう少しね
世界に優しい風が吹いたら
何か変わるのでしょうか
「帰りたい場所がある」
誰もがこの星の子孫
約束はね
大事にね
温かく残ってる
知れば知るだけ困るのに
背中に委ねてしまう
大丈夫?
どこにも行かない?
ここに居て欲しいよ。
ね?
探してるもの見つかったら
何かが崩れちゃいそう
ただ唇を噛み ラララ
揺れる レースのカーテンだ
忘れないのに
何故か遠くなる
心の奥底に大事に君が居る
いつも
ずっと
そう
いつかね
もう少しね
私が優しく在れたら
何か変わるのでしょうか
あの日の思い出に
優しく包まれ歩こう
寂しさの涙を流すこともあるでしょう
「帰りたい場所がある」
誰もがこの星の子孫
あの時のね
心地はね
温かく残ってる
歌詞意味
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“我々”という複数視点
一人称が単数でなく複数なのは、バンドメンバー+スタッフ+ファン全体を含む“Mrs. GREEN APPLEという集合体”を表している。つまり“lulu”は特定の恋人ではなく、“存在してくれるあなた方”という広義の“ユー”である。 -
“たからもの”という時間哲学
“過ごした時間全てがたからもの”と断言することで、成功体験だけでなく失敗や涙すらも“価値”に変換する。バンドが“BABEL no TOH”で描いた“頂上”の先にあったのは、頂上そのものではなく“共に攀じた証”だったというメタメッセージ。 -
“あなたで居てください”という無償の願い
相手を変えようとしない、むしろ“変わらないで”と願う姿勢は、ファンに対する“応援されてる側”からの逆応援とも読める。バンドが“Phase 3”で“もっとあなたへ”と謳った通り、これは“私たちの音楽を通じて、あなたらしくあってほしい”という願いの表明。 -
“また必ず会えます”という未来予約
“さよなら”ではなく“またね”で締めくちることで、別れを“終わり”にせず“区切り”に変換。ライブの最後に“次の場所で”と言い残す大森のMCと同じ構造を持ち、聴く側も“次の会場=次の人生のステージ”で再開を約束された気持ちになる。
まとめ
『lulu.』はMrs. GREEN APPLEにとって、“頂上”を登り終えた後の“景色”を描いた、初めての“下山バラード”である。
タイトルこそ謎めいているが、歌詞を読み解けば“lulu”は“これまで共に過ごしてくれた全ての人”の総称であり、バンドはその人たちへ“変わらないでね、また会おうね”という、いたってシンプルで無償の手紙を贈っている。
だからこそ“lulu.”は大仰なメッセージソングにはならず、あくまで“あなた”の存在を肯定する静かな讃歌となった。
2026年のライブでこの曲が奏でられたとき、きっと観客は“ああ、僕たちがluluなんだ”と実感するはず。そして“また必ず会えます”という言葉を合言葉に、次の“山”へと歩き出す。