楽曲紹介
「SUGAR FLAVOR」は、ゲーム『学園アイドルマスター』に登場する有村麻央と姫崎莉波によるユニット曲。作詞・作曲・編曲はKai Takahashiが担当。2025年の1stライブ「Harmony Star」で初披露され、レトロな雰囲気を感じさせるキャッチーなラブソングとしてファンの心を掴んだ。麻央と莉波という3年生コンビによるデュエットで、ふたりのハーモニーが艶やかに響く。2026年6月15日より、ゲーム内では「SUGAR FLAVOR Ripple Signガシャ」として実装された。

歌詞
作詞:Kai Takahashi
作曲:Kai Takahashi
甘く甘く溶けてく
心を君は奪ってゆく
飾らない愛を歌っていたい
誰にも止められやしない
期待したってまた空回り
臆病な君の言葉は
ふわりと一人宙を舞う
不器用な君で良いから
踏み出せば新しい世界
溢れる想いが弾けて
もしも、願いひとつ叶うなら
誰も知らぬ景色のその先へ
甘く甘く溶けてく
心を君は奪ってゆく
飾らない愛を歌っていたい
誰にも止められやしない
遠くから眺めているのが
精一杯だったの
何も出来ずに…<
あの日からずっと探してた
この感情の正体は
紛れもなく恋そのものでしょ
あのね、少し期待してみる
ここから始まる僕らのストーリー
甘く甘く溶けてく
心を君は奪ってゆく
飾らない愛を歌っていたい
誰にも止められやしない
瞳の奥に隠した
閉した思考をノックして
くだらない愛を歌っていたい
2人だけの世界で…
歌詞意味解釈
「甘く甘く溶けてく/心を君は奪ってゆく」
冒頭から、砂糖のように甘く溶けていくような恋心を表現。「SUGAR FLAVOR」のタイトル通り、甘酸っぱい感情が全身に広がっていく様子が描かれている。相手の存在だけで、自分の心が自然と奪われていく――そんな恋の魔力をシンプルに、しかし強く歌い上げている。
「飾らない愛を歌っていたい/誰にも止められやしない」
ここでは、ありのままの愛を貫く意志が示される。アイドルとしての華やかさとは別に、二人の関係は「飾らない」ものであり、誰の介入も許さない強い絆があることを示唆している。麻央と莉波の3年生としての成熟した関係性が、この歌詞から感じ取れる。
「期待したってまた空回り/臆病な君の言葉は/ふわりと一人宙を舞う」
恋の初期、相手の言葉を一々期待しては空回りしてしまう――そんな臆病な自分の心情を描く。「臆病な君」とは、相手を指すのか、あるいは自分自身を指すのか。どちらに解釈しても、恋に踏み込む前のもどかしさと、言葉が宙を舞うように掴みどころがない不安定さが表現されている。
「不器用な君で良いから/踏み出せば新しい世界」
完璧でなくても、不器用な自分たちでいい――そう受け入れることで、新しい世界が開けると歌われる。恋において、相手の欠点を含めて愛することの大切さ、そして一歩踏み出す勇気がこのフレーズの核心にある。麻央と莉波の関係性は、お互いを補い合う「不器用さ」を共有しているようだ。
「もしも、願いひとつ叶うなら/誰も知らぬ景色のその先へ」
願いが叶うなら、二人だけの秘密の場所へ行きたい――そんなロマンチックな願望が綴られる。「誰も知らぬ景色」は、物理的な場所であると同時に、二人だけで築く精神的な世界をも指している。アイドルとしての表舞台ではなく、二人だけの内なる世界への憧れが込められている。
「遠くから眺めているのが/精一杯だったの/何も出来ずに…」
過去の自分は、遠くから憧れるだけで何も行動できなかった――そんな後悔がここに吐露される。恋において、見るだけで満足していた自分の臆病さを振り返り、今の変化を対比させることで、現在の二人の関係の尊さを際立たせている。
「あの日からずっと探してた/この感情の正体は/紛れもなく恋そのものでしょ」
長い間探していた「この感情」の正体が、ついに「恋」だと気づく瞬間。自己分析を経て、自分の心の内をはっきりと見つめ直すことの大切さを歌っている。恋とは、気づくまでに時間がかかるものであり、その気づきの瞬間の爽やかさがこのフレーズに満ちている。
「あのね、少し期待してみる/ここから始まる僕らのストーリー」
「あのね」という口語的な接続詞が、親密さと期待感を演出する。これまでの遠回りな関係から、ここから本格的な「ストーリー」が始まる――そんな新章への期待が込められている。二人の物語が、今まさに動き出す瞬間を切り取ったような歌詞だ。
「瞳の奥に隠した/閉した思考をノックして/くだらない愛を歌っていたい/2人だけの世界で…」
ラスト部分では、相手の瞳の奥に閉じ込められた心にノックをし、二人だけの世界で「くだらない愛」を歌いたい――と願う。ここでの「くだらない」は、他人から見れば取るに足らない、しかし二人にとっては何よりも大切な愛を指している。最後に「…」で歌詞が終わることで、物語はまだ続く、終わらない恋の予感を残している。
まとめ
「SUGAR FLAVOR」は、有村麻央と姫崎莉波の3年生コンビだからこそ歌える、甘くて成熟したラブソングである。砂糖のように甘く溶ける恋心、不器用な自分たちの受け入れ合い、そして二人だけの世界への憧れが、レトロでキャッチーなメロディに乗って描かれる。遠くから眺めるだけだった過去から、一歩踏み出して始まる「僕らのストーリー」――その物語は、まだ続いている。