楽曲紹介
GAN(岩田剛典)が2026年第1弾シングルとして7月1日にリリースする「Who's Next / RISE NOW」のW-A-SIDE-SINGLEの表題曲の一つである「Who's Next」。本作は2026年5月10日に幕張メッセで開催された世界最大級のK・カルチャーフェスティバル「KCON JAPAN 2026」のM COUNTDOWN STAGEにおいて、世界初パフォーマンスが披露された注目の楽曲である。

作詞はNAKKIDとGAN本人が担当し、作曲もNAKKIDが手掛ける。三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーとして培ってきた圧倒的なステージ存在感を、ソロアーティストとしてさらに深化させた一曲。楽曲はヒップホップとR&Bを基調としたエッジの効いたサウンドで、英語と日本語を織り交ぜたバイリンガルな歌詞が特徴的。2025年12月にリリースされたアルバム「SPACE COWBOY」で提示した「宇宙」をコンセプトにした世界観から一転、よりストリート感とリアリティを増した、地面を踏みしめるような重低音と攻撃的なフロウが印象的な作品となっている。
リリースに先駆けて公開された最新ビジュアルでは、エッジの効いたファッションと鋭い眼差しが、ソロアーティストとしてさらなる高みを目指すGANの現在の姿を象徴している。
歌詞
作詞:NAKKID / GAN 作曲:NAKKID
Who's next
Too fly too cold we don't miss
Y'all shut down when we walk in
No cap no talk just play
数字が truth so say less
JP vibes but my soul は自由
笑顔の裏に heavy mood
If you wanna play then let 'em lose
俺ら style never reproduce
Ready set go what's poppin'?
バースキックすれば速攻 chart toppin'
Haters talk loud but never touch it
俺の人生 laughing yeah I love it
Verse 1 から lose control
夢じゃなくて俺が real goal
カッコだけじゃスカスカの中身
(何者か)より my own way
Bring back turn up your lights
視線くる前に already passed
Stage 立つ瞬間 world collapse
No fear just gas we don't relax
Hands up feel the bass
俺らが来たら game set
みんな夢中 on the way
Don't stop now no way
Too fly too cold we don't miss
Y'all shut down when we walk in
No cap no talk just play
数字が truth so say less
JP vibes but my soul は自由
笑顔の裏に heavy mood
If you wanna play then let 'em lose
俺ら style never reproduce
踏み鳴らすステージ 着火 fire
嫉妬されるほど getting higher
Fake love とかもういらないな
Real ones stay that's the style
ビーストみたく rap no pressure
Game 中も level up no measure
俺の beat は low 地響く thunder
Bring it back boom boom like a crusher
All eyes on me blow ya mind
Going up born to win
Ain't no play we locked in
More and more and more and let's begin
Too fly too cold we don't miss
Y'all shut down when we walk in
No cap no talk just play
数字が truth so say less
JP vibes but my soul は自由
笑顔の裏に heavy mood
If you wanna play then let 'em lose
俺ら style never reproduce
歌詞意味解釈
【Intro / Hook】「Who's next」〜圧倒的な存在感の宣言
「Who's next」という問いかけは、単なるフックではなく、音楽シーンにおけるGAN自身のポジションを示す宣言的な言葉である。「次は誰だ?」という問いに対し、答えは自明——自分自身こそが次の支配者だという自信が込められている。
「Too fly too cold we don't miss」では、"fly"は格好良さと高みを、"cold"は冷静さと不敵さを表現。両極端な魅力を併せ持ち、しかも「ミスしない」という完璧主義が示される。「Y'all shut down when we walk in」は、彼らが現れた瞬間に周囲が沈黙する——言い換えれば、すべての注目を独占する存在感を意味する。
「No cap no talk just play」はヒップホップのスラングで「嘘はつかない、語らない、ただやるだけ」という意味。「数字が truth so say less」では、売上やストリーミング数、SNSのエンゲージメントといった客観的な数字こそが真実であり、言葉は不要だという論理が展開される。これは現代の音楽ビジネスにおける成果主義を肯定しつつ、自分の実績への確信を表している。
「JP vibes but my soul は自由」は重要な一行。日本のエンターテインメントシーンに身を置きながらも、精神の自由はどこにも縛られていないという二重性を語る。これは、LDHという日本のエンターテインメントグループの一員でありながら、ソロアーティストとして独自の世界観を築いてきたGANのキャリアそのものを反映している。
「笑顔の裏に heavy mood」は、アイドルやパフォーマーとして常に求められる「笑顔」という仮面の裏側に、重い感情や思慮深さが潜んでいることを告白する。表面的な華やかさだけではない、人間としての深みを見せる表現である。
【Verse 1】「Ready set go what's poppin'?」〜攻撃的な自己主張
「Ready set go what's poppin'?」でバースが開始される。"what's poppin'"は「今何が起きている?」というヒップホップの定番フレーズだが、ここでは「自分こそが今話題の中心だ」という意味合いで使われている。
「バースキックすれば速攻 chart toppin'」では、自分のラップ(バース)が放たれた瞬間にチャートを制圧するという予言的な表現。これは野望であり、同時にこれまでのリリース「Phone Number」がBillboard JAPANとオリコンで自身初の1位を獲得した実績に基づいた自信でもある。
「Haters talk loud but never touch it」は、批判者や嫉妬する者たちは口だけで、実際には自分に届かない——実力の差を示す定番のブギングだが、GANの場合、三代目 J SOUL BROTHERSとしての圧倒的な地位とソロとしての実績がこの言葉に重みを与えている。
「俺の人生 laughing yeah I love it」は、人生そのものを楽しんでいるという肯定的な姿勢。苦難や批判も含めて、すべて自分の糧として受け入れている達観が感じられる。
【Verse 2】「Verse 1 から lose control」〜本質への回帰
「Verse 1 から lose control」は、ラップの最初の瞬間から制御を失う——つまり、完全に音楽に身を委ねるという意味。しかしこれは計算された「コントロールされたアンコントロール」であり、プロとしての技術の裏返しでもある。
「夢じゃなくて俺が real goal」は、夢を見る側ではなく、夢そのものが自分である——他人の目標ではなく、自分こそが到達点だという驚くべき自負。これはナルシシズムではなく、自己実現の極致としての表現だ。
「カッコだけじゃスカスカの中身 / (何者か)より my own way」は、見た目だけの派手さや、他人からの評価(「何者か」というレッテル)よりも、自分独自の道を歩くことを選んだ決意を語る。アイドルとしての美しい外見だけでなく、中身の充実を追求してきたGANの姿勢が反映されている。
【Pre-Hook】「Bring back turn up your lights」〜圧倒的なパフォーマンスの予感
「Bring back turn up your lights」は、ライトを最大に上げろ——自分に注目しろという命令だが、同時にステージ照明を連想させ、パフォーマンスの開始を告げる効果もある。
「視線くる前に already passed」は、他人の視線が向く前に、すでに通り過ぎている——つまり、常に他人の一歩先を行く存在であることを示す。これは物理的な速さではなく、思考やビジョンの先見性を意味する。
「Stage 立つ瞬間 world collapse」は、ステージに立つ瞬間、世界が崩壊する——既存の秩序や常識が覆るという、パフォーマーの破壊的な力を表現。これは過去の武道館公演や有明アリーナ公演で見せた、圧倒的なステージパフォーマンスの実体験に基づいた言葉だろう。
「No fear just gas we don't relax」では、"gas"はスラングで「燃料」「推進力」を意味し、恐怖はなく、ただ前進するエネルギーのみを持って、決して緩まないという姿勢が示される。
【Verse 3】「踏み鳴らすステージ 着火 fire」〜勝利への道のり
「踏み鳴らすステージ 着火 fire」は、ステージを力強く踏みしめ、火を点ける——パフォーマンスの開始と同時に会場を燃え上がらせるという力強いイメージ。
「嫉妬されるほど getting higher」は、嫉妬されるレベルまで上り詰める——成功の裏返しとして嫉妬が生まれることを承知で、さらなる高みを目指す覚悟を語る。
「Fake love とかもういらないな / Real ones stay that's the style」は、偽りの愛や承認はもう必要ない。本物の仲間やファンだけが残り、それが自分のスタイルだという潔さ。業界の人間関係やファンとの関係性において、量より質を重視する姿勢が表れている。
「ビーストみたく rap no pressure」は、獣のように本能的にラップし、プレッシャーを感じない——練習や技術の域を超えた、自然体の表現を目指していることを示す。
「Game 中も level up no measure」は、ゲーム(人生や音楽活動)の最中でも常にレベルアップし続け、その限界は測れないという無限の成長意欲。
「俺の beat は low 地響く thunder / Bring it back boom boom like a crusher」では、自分のビートは低く地を響く雷のようで、クラッシャーのように破壊的な力を持つ——音楽的な重低音の特徴と、それが持つ破壊的なインパクトを表現している。
【Outro Hook】「All eyes on me blow ya mind」〜最終宣言
「All eyes on me blow ya mind」は、すべての目が自分に注がれ、それが相手の心を吹き飛ばす——完全な支配と圧倒を意味する。
「Going up born to win / Ain't no play we locked in」は、上昇し続け、生まれつき勝者であり、遊びではなく本気で取り組んでいる——プロフェッショナルとしての覚悟が最後まで貫かれる。
「More and more and more and let's begin」で曲は終わるが、これは終わりではなく始まり——さらなる上昇の序章に過ぎないという、未来への期待を残す締めくくりとなっている。
まとめ
GAN(岩田剛典)の「Who's Next」は、単なるヒップホップナンバーではなく、彼自身のキャリアとアイデンティティを凝縮した宣言的な作品である。三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーとしての輝かしい経歴、ソロアーティストとしての「Phone Number」「TORICO」「SPACE COWBOY」などでの進化を経て、さらなる高みを目指す現在の姿が、エッジの効いたビートと鋭い言葉で表現されている。
歌詞の随所に見られる「数字が truth」「No cap no talk just play」といったフレーズは、現代の音楽シーンにおける成果主義とリアリズムを反映しつつも、「JP vibes but my soul は自由」「笑顔の裏に heavy mood」といった表現では、日本のエンターテインメント業界に身を置くアーティストの内面の葛藤と自由への渇望が垣間見える。
2026年7月1日の正式リリースに向け、5月10日のKCON JAPAN 2026での世界初披露は、GANがソロアーティストとして国際的な舞台で新たな一章を刻む瞬間となった。この曲が持つ攻撃的なエネルギーと、それを支える確固たる自己肯定感は、今後の活動においても彼の核となる精神性を示していると言えるだろう。ファンにとっては、見たことのない新しいGANの一面を覗き見ることができる貴重な作品であり、日本の音楽シーン全体にとっても、彼の次なる進化の始まりを告げる重要な一曲となった。
シングル「Who's Next / RISE NOW」は2026年7月1日にリリース。W-A-SIDE-SINGLEという形態で、もう一つの表題曲「RISE NOW」とともに、夏の音楽シーンを賑わせること間違いなしの作品である。