2025年12月24日午前0時、Vaundyは突然“18歳の夜明け”を配信した。NHK「18祭(フェス)」のテーマソングとして書き下ろされた『呼び声』は、全国から集まった1000人の18歳と同時に世界初披露された一曲だ。番組のコンセプトは“本気”――カメラの向こうにいる少年少女の声をひとつひとつ拾い、それを元にVaundyが即座に旋律と言葉を紡ぐ。スタジオは瞬く間に巨大な合唱空間に変わり、観ているだけで胸が震える“サウンド・オブ・18”が生まれた。配信直後、「#呼び声」は日本のSNSトレンド1位に突入。まだMVは存在しないが、既に“次の世代の応援歌”と呼ばれている。

歌詞
この惑星の真ん中で
時折り描いた
暗闇照らす何か
この部屋を立ち籠めている何か
それは紅色の記憶のような
空いた穴を埋めていくような何か
天井のしみ
無数の何か
「この夢が覚めたら」
逃げ出してしまうか
このまま
「この夢が覚めたら」
寂しくなるよ
だからいつまでも
今
チェンジ
どんな夜も
輝いて消えないものに手を伸ばして
僕らまだ不確かな未来歌えるよ
チェンジ
どんな日々も
輝いて消えてくものさ、手を伸ばして
僕らまた不確かな未来歌えるよ
チェンジ
この惑星の真ん中で
差し詰め、希望に似た溢れる何か
余さず描いた立ち籠めていた何か
まだ紅色
幕開け前か
隙間風たどりここまで来ていた
明白だが、まだ知らない何か
これじゃ
不安だらけ
勘違いだらけ
独りよがりじゃないか
でも
震えてる声
武者震いは
「今チェンジ」
このままこの続きを
今
チェンジ
どんな夜も
輝いて消えないものに手を伸ばして
僕らまだ不確かな未来歌えるよ
チェンジ
「この夢が覚めたら」
呼び声はもう覚えた
「この夢が覚めたら」
唱えるわ
今
チェンジ
どんな夜も
輝いて消えないものに手を伸ばして
僕ら今確かに、見上げているはず
今
チェンジ
どんな時も
輝いて消えないものに手を伸ばして
僕ら今確かに、未来歌えるよ
チェンジ
歌詞意味
Vaundyは“暗闇”と“紅色”を対置することで、18歳特有の“不透明な熱”を描く。天井のしみは日常の小さな不安、惑星の真ん中は世界の大きな重圧。それらが“何か”という曖昧語で呼ばれるのは、感情に名前がつかない10代の証。何度も繰り返される「この夢が覚めたら」という問いは、覚めた後の孤独を予習しているようで、実は逆に“今を限界まで生きろ”と背中を押す仕掛けだ。サビの“チェンジ”は単なるスローガンではなく、鼓動そのもの。輝いて“消えない”ものに手を伸ばす=自分の心音に素直になれ、という命令。最後に「僕ら今確かに、未来歌えるよ」と主語が現在形に変わることで、夢から覚めた先にこそ本当の“呼び声”があることを示唆。つまりこの曲は、他者からの応援ではなく“自分自身が発した音の反響”だと気づかせてくれる。
まとめ
『呼び声』は“18歳の本気”を収録した音響的時間胶囊。番組が終わっても、配信が止まっても、リスナーそれぞれの胸に残る“紅色の記憶”は色あせない。Vaundyは巨大なステージを使って“小さな不安の穴”を埋めることを諦めていない。だからこそ、聴いた瞬間に“自分も誰かの1000分の1になれたら”という、不思議と前向きな衝動が湧いてくる。来年1月に控えるMVでは、どんな“覚めた後”が映し出されるのか。きっとそれは、また新しい“チェンジ”の始まりに違いない。